経絡の簡単なまとめ



任脈は体の前面の正中線上。
ヨガやチベット医学などでいうチャクラが存在する部位の上を通る。
任脈は陰の経絡を統括し陰経(肝、心、心包、脾、肺、腎)を調節する。



督脈は体の背面の正中線上。
脊椎上などにある重要な経穴の上を通る。
会陰部からはじまり脊柱をあがって百会を通り、前面に回って額をすぎて上歯齦で終わる。
督脈は陽の経絡を統括し陽経(胆、小腸、三焦、胃、大腸、膀胱)を調節する。



足の厥陰肝経は足の親指から始まり下肢内側を通り、内股を通り抜けて側腹部から肋骨のあたりで終わる。
肝臓は胆のうとつながり筋肉や目の不調などと関係あると判断する。
また肝臓は生殖器などとも深い関係があると考える。
感情としては怒りに関係すると考える。



足の少陽胆経はこめかみあたりからはじまり、耳の後ろから側頭部をまわって体幹側面をおりてきて、下肢の側面を走り足の薬指で終わる。
胆は肝と表裏一体で決意にも関係あるが冷えにも関係があるといわれ、また緑黄色野菜とも関係が深いとされる。
肝臓で作られた胆汁を集める臓器なので、消化力などにも問題がある経絡ととらえたりする。



手の少陰心経は腋窩からはじまり上肢の尺側を通り小指の橈側に終わる。
心臓は小腸と関係の深い経絡とされ、血管、舌(舌下を含む)、体毛などと関係あると判断する。
感情としては笑いや喜び、転じて嫉妬などと関係すると考える。



手の太陽小腸経は小指から始まり上肢の尺側を通って、肩甲骨の外側を通りながら顔の耳の前に終わる。
よって耳の疾患などとも関係が深く、大腸とともに便秘に関係する。
高血圧の時に肩こりが強くなる事も関係し、必要なものを吸収する組織であるとともに、経絡が狂い吸収が乱れると生活習慣病も起こりやすいと考える。



足の太陰脾経は親指から始まり下肢内側と大腿前面を通り、腹部の外側を通って第6肋骨で終わる。
消化だけでなく気を吸収する臓器であり、肌肉(皮膚の内側)、唇や口の周り、乳房などと関係すると考える。



足の陽明胃経は目から始まり顔面を回りながら喉と胸を通り、腹部の内側を通って下肢前面から足三里を通って足の人差し指で終わる。
脾は現在でいう脾臓とはやや概念が異なり、五臓六腑の中心は脾であると東洋医学では考えやすい。
胃は心の消化、共感、同情、依存などとも関係し、胃の経絡と関係する味が甘いである事にも通じる。



手の太陰肺経は胸から発して上肢の橈側を通り親指の橈側に終わる。
肺は大腸と関係の深い経絡とされ、皮膚、鼻、機関などとも関係あると判断する。
感情としては憂い、悲しみ、罪悪感などと関係すると考える。



手の陽明大腸経は人差し指から上肢橈側を通り首から顔の鼻のそばで終わる。
肺経と大腸系は排泄する臓器であると同時に、空気を吸う臓器であり水分を吸収する臓器でもある。
肺と腸と皮膚が関係するといわれるのは東洋医学的考えで特に深く、アレルギーなどで喘息、アトピー、じんましん、過敏性腸症候群が重なるのは偶然ではない。



足の少陰腎経は足裏の勇泉からはじまり、下肢の内側をとおって腹部の内側を通り鎖骨の下で終わる。
腎臓は膀胱と関係が深い臓器とされ、耳、骨、髪など老化とも関係が深いと考える。
感情としては恐怖や不安などと関係すると考え、老いや死の恐怖ともつながると判断する。



足の太陽膀胱経は目のはしから額や頭部を通って背面にまわり、体幹の背面を二つに分かれて進み下肢後側を通り足の小指で終わる。
腎臓と膀胱は水分からなる老廃物の排泄を司り尿に関係する。
また膀胱機能、生殖、老化などとも関係し老化と耳や骨粗鬆症や神が抜けるのとも関係があると判断する。
味の中では塩と最も関係がある。



手の厥陰心包経は胸の乳首からはじまり、腋窩をとおって上肢のから中指で終わる。
心包経は三焦経と関係するとされ、心包とは心臓を包む臓器という意味である。



手の少陽三焦経は薬指からはじまり上肢後面の中央を通って、肩から耳の後ろを回って目に終わる。
三焦は体液の循環とリンパを司るともいわれ、東洋医学の独特の言葉である。
現代医学では副腎や内分泌臓器を含むと考えられており、心包経や三焦経は性やホルモンに関係しやすい。 



内海聡先生より




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